英語

【受験英語から英会話へ】日本人が英語を話せるようになる練習・コツ

受験英語から英会話へ

「英語の試験はできるのに、話すのは苦手」

という方は多いのではないでしょうか。私もまさにその一人でした。

日本の中高では英文法や英文読解を重視した英語、すなわち受験英語ばかり教えられており、「話す」ための英語は軽視されがちです。

しかし、受験英語を学んだことで基本的な文法や単語、英文の作り方はしっかり身についているため、ちょっとしたコツと練習で英語は簡単に話せるようになります

私は大学入学当初は英語が全然話せませんでしたが、受験英語の基礎を生かして練習を積んだ結果、今では仕事で通訳を任されるくらい英語で話せるようになりました。

受験英語を基礎としながら、英語を話せるようになる効果的な勉強法をご紹介します。

この記事の対象
  • 英語の読み・書きはできるのに話すのは苦手な方
  • 受験が終わって今度は英会話にチャレンジしたい大学生
  • TOEICは得意なのに英会話は苦手な社会人

英会話に必要な受験英語の基礎とは

英語を話すための前提としている受験英語の基礎とは、以下の3つです

受験英語で学ぶ英語の基礎
  • 英文法力
  • 英単語力
  • 英文読解力

目安としては、大学入試センター試験の英語問題がサクサク解けるという状態なら、英会話を学ぶための基礎としては全く問題ないかと思います。

上記に不安がある!という方は以下に私のオススメの参考書を紹介させていただきます。



 

受験英語→英会話に必要な2つの力

英語を話すのに必要な力は以下です。

英語を話すのに必要な力
  • 瞬時に英文を作る力
  • 瞬時に英単語を思いつく力

英語の試験ができても話せないという方に、圧倒的に欠けている能力がこの「瞬時に英文を作る力」です。

当時英会話に慣れてなかった私は、まず頭の中で日本語で考え、そこから文法に従ってゆっくり正確に英文を組み立てようとしてました。しかし当然ネイティブは英語で物事を考え、思ったと同時に言葉を発します。

したがって課題は、

「日本語からゆっくり正確に英文を作る」

➡︎「日本語から瞬時に英文を作る」

➡︎「条件反射的に英語を話す」

へと徐々に移行していくことです

また、受験試験では英単語の意味が分かれば概ね良しとされてましたが、英会話で大事なのは日本語から英単語を瞬時に思いつく力です。

ただし英会話に必要といわれている基礎英単語は3000語、その内頻出するのはたった350語程度と言われてます。

大切なのは、3000語程度の基礎的な英単語を中心に覚え、意味がわかるだけでなく日本語から瞬時に連想できるようになることです。

受験英語→英会話に必要な3ステップ

英語は以下のようなステップを踏むことで段階的に話せるようになります。

英会話の3ステップ
  1. 日本語から正確に英文を作り出す
  2. 日本語から瞬時に英文を作り出す
  3. 条件反射的に英語を話す

まず、ゆっくり正確に、日本語から英語へ変えていく練習をします。普通の日常英語で構いませんので、簡単な英作文から始めます。

オススメはこちらの本です。

 

「誰がこれを料理したの?」➡︎「Who cooked this?」

「僕は昨日図書館に行ってきたよ。」➡︎「I went to the library yesterday.」

と日本語を英語に変換していきます。

ある程度できたら、ここからは日本語から瞬時に英文を作る練習をします。

上記の教材の二週目です。今度は日本語を一目見ただけで瞬時に英文を作れるようにしてください。トレーニングしていく内にできるようになります。

また、以下のような、日常英会話のフレーズが沢山詰まったもので、日本語の後に英語が流れる音声教材を用います。

例えば

「電話があったことを彼女に伝えていただけますか?」の後に「Will you tell her that I called?」という英文が流れてきます。

日本語を聴きながら頭の中で(できれば声も出しながら)瞬時に英語に変換していくという練習をします。

日本語から瞬時に英文を作る練習にある程度慣れたら、最終的には日本語を介さず反射的に英語を英語で考えて話せるように練習します。

反射的に話すコツ
  • 「Are you gonna 〜?」「Let me 〜.」と英文の出だしは自然に出てくるように体に染み込ませる
  • 英文の出だしさえ出たら、続きは話しながら考える
  • 英単語を前から順番に置いていくような感覚をもつ

練習としては英語音声のみ入っている教材を用い、実際に声に出しながら英語をリズムで覚えていくことです。

よくある日常英会話フレーズ集ですが、英語音声のみ収録されているものになります。ひたすら英語のフレーズを聞き流し、声に出すことで、英語を英語として身につけていく練習ができます。

上記全てを終えれば、ある程度英語が話せる状態なっていると思います。あとは実践としてどんどんアウトプットする練習をしましょう。

(まとめ)とにかく英語を話しましょう!

以上のようなやり方で私は英会話を学習し、今では困らないくらい英語が話せるようになりました。

なにより英会話上達の秘訣は、とにかく話す!ということです。実際に外国人と話すことで学習意欲がわきますし、何よりの実践練習になります。そして良い表現とかあったら、「この表現かっこいいな」とか、「今度使ってみたいな」とか思ったりして蓄えます。

まとめ
  • 英語を話すのに必要なのは「瞬時に英文を作る力」と「瞬時に英単語を思いつく力」
  • 日本語を瞬時に英語に変えていく練習から始める
  • 最終的には日本語を介さず、英語を条件反射的に話せるよう体で覚える。

なお今回スピーキングメインで書いてしまいましたが、リスニングの勉強法に関しては以下にまとめております。

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